動画を圧縮する手順
ツールの画面は英語表記なので、ボタン名は英語のまま書きます。ログインは不要で、料金もかかりません。
- 「Drop a video here」の枠に動画をドラッグするか、クリックしてファイルを選びます。MP4、MOV、M4V、WebM、MKVを、ブラウザが読み込める範囲で開けます。
- 目標サイズを選びます。ボタンは8MB、10MB、25MB、50MB、100MBの5つで、ほかの値は「Or a size in MB」に数字で入力します。動画が8MBより大きい場合、最初は8MBが選ばれた状態になっているので、用途に合わせて選び直してください。
- 設定の下に表示される計画を確認します。「Target 25 MB: the picture becomes 960×540 at about 896 kbps」のように、変換後の解像度、映像と音声のビットレート、予想サイズ(Expected result)と今のサイズ(now)が並びます。
- 「Compress video」を押し、ダウンロードの準備ができるまでタブを開いたままにします。
- 結果の「Size」と「Before」を見比べ、「Download」で保存します。
目標を少し超えてしまった場合は、赤字の注意と一緒に「Try again 20% smaller」が表示されます。押すと、目標の80%を狙ってもう一度圧縮します。
目標サイズから画質が決まる仕組み
圧縮の考え方は単純です。目標サイズを動画の長さで割ると、1秒あたりに使えるデータ量(ビットレート)が決まります。ツールはそこから音声の分(予算に応じて32〜128kbps)を引き、残りを映像に回します。
映像のデータが足りず、そのままの解像度ではブロック状の乱れが目立つと判断した場合は、2160p、1440p、1080p、720p、540p、480p、360p、240pの順に解像度を下げます。60fpsの動画で予算が厳しい場合は、30fpsに落として1コマあたりのデータを増やします。こうした変更は計画の下に英語の注記で表示されます。予算が少なすぎて見られる画質にならない場合は、「That target is too small」という警告が出て開始できません。
以下は、ツールの計算式に当てはめた例です(実際の数値は動画によって変わります)。
映像は約896kbps、音声は96kbpsになり、解像度は960×540(540p)に下がります。予想サイズは約23MBで、上限まで少し余裕を残す計算です。
30fpsに落としたうえで240p程度まで下がり、画面の文字はまず読めません。50MB以上にするか、必要な部分だけを切り出してから圧縮します。
映像は約1,078kbps、音声は112kbpsで、解像度は540pになります。同じ10MBでも30秒の動画なら1秒あたりのデータが倍になるので、短い動画ほど画質を残しやすくなります。
長い動画を小さく収めたいときは、先に動画のトリミング (英語)で不要な部分を切ってから圧縮するほうが、画質を残せます。ビットレートと画質の関係はビットレートの解説 (英語)(英語)で詳しく説明しています。
メールで送るときのサイズの目安
メール添付は、サイズで動画を圧縮する理由として最もわかりやすい例です。Gmailのヘルプによると、個人用のGmailアカウントで送れる添付ファイルは合計25MBまでで、超えたファイルは添付されず、Googleドライブのリンクが自動でメールに追加されます。仕事用や学校用のアカウントでは、上限を管理者が設定します。会社のメールや他のメールサービスでは、上限がもっと小さいこともあるので、送る前に確認してください。
- 本文やほかの添付も合わせた合計で数えられるので、25MBちょうどではなく「Or a size in MB」に20などを入れて余裕を持たせると安心です。
- このツールの1MBは1,000,000バイトです。Windowsのエクスプローラーは1,024を基準に表示するため、25,000,000バイトのファイルは約23.8MBと表示されます。
- メール向けの詳しい設定はメール添付用の動画圧縮 (英語)(英語)で解説しています。
LINEで動画が送れない、画質が落ちるといった悩みは、ファイルサイズよりも動画の長さや通信状況、アプリ側の処理が関係していることがあります。条件は変わることがあるため、LINE公式ヘルプで最新の案内を確認してください。WhatsAppで送る場合はWhatsApp用の動画圧縮 (英語)(英語)が参考になります。
iPhoneの動画(MOV・HEVC)を圧縮するとき
iPhoneのカメラで撮った動画は、多くの場合MOV形式で、設定によってはHEVC(H.265)で記録されています。HEVCを読み込めるかどうかはパソコンとブラウザによって異なり、読み込めない場合はツールがエラーを表示します。
圧縮後のファイルは、ブラウザが対応していればH.264のMP4になります。H.264は再生できる機器が多い一方、同じ画質を保つにはHEVCより多くのデータが必要です。そのため、もともと小さめのHEVC動画を少しだけ縮めようとすると、思ったより画質が落ちることがあります。形式の違いはHEVCの互換性 (英語)(英語)で説明しています。
圧縮した動画を翻訳に使うとき
圧縮ツールは端末の中だけで動きますが、mydublyの動画翻訳 (英語)は動画をアップロードして使う別の機能です。音声を文字起こしし、その字幕を別の言語に翻訳します。こちらはログインが必要で、クレジットを消費します。
大きな動画はアップロードに時間がかかるので、先にこのツールで小さくしておくと扱いやすくなります。ただし文字起こしの精度は音声の聞き取りやすさに左右されます。目標サイズを小さくしすぎると音声のビットレートも下がるため、翻訳に使う動画は余裕のある目標サイズを選んでください。
処理の仕組みと注意点
圧縮は、ブラウザのWebCodecsという機能を使って端末の中で行われます。動画はサーバーに送られません。大きなファイルは、ブラウザが対応していればブラウザ専用の保存領域に書き出しながら処理されます。
- パソコンの最新のChrome、Edge、Safari(16.4以降)、Firefox(130以降)を想定しています。スマートフォンでは動かないことがあります。
- 処理時間はパソコンの性能と動画の長さで変わります。終わるまでタブを閉じないでください。
- 再エンコードなので、元の動画より画質は必ず少し落ちます。動きの激しい場面や水しぶき、紙吹雪は特にデータを使います。
- 音声は残り、予算に合わせたビットレートで変換し直されます。
- 動画がすでに目標より小さい場合は、その旨が表示されます。
圧縮した動画に字幕を付けたい場合は動画に字幕を入れる方法を、英語版のツールページを見たい場合はCompress video (英語)をご覧ください。
よくある質問
動画を圧縮すると画質はどのくらい落ちますか?
目標サイズと動画の長さの比率で決まります。始める前に変換後の解像度とビットレートが表示されるので、それを見て目標を決め直せます。
25MBを選んだのに、できたファイルが25MBを超えたのはなぜですか?
動きの激しい場面では、エンコーダーが予定より多くのデータを使うことがあります。表示される「Try again 20% smaller」を押すと、目標の80%を狙って作り直します。
Windowsで見るとファイルサイズが小さく表示されるのはなぜですか?
ツールは1MBを1,000,000バイトで数えますが、Windowsのエクスプローラーは1,024を基準に表示するためです。ファイルの大きさ自体は同じです。
圧縮する動画はどこかに送信されますか?
送信されません。圧縮はブラウザの中で行われ、動画はパソコンから出ません。
圧縮すると音声は消えますか?
消えません。音声は残り、目標サイズに合わせたビットレートで変換し直されます。音声を消したい場合は、別の消音ツールを使います。
長い動画が目標サイズに収まらないときはどうすればいいですか?
目標を大きくするか、不要な部分を切り取って短くしてから圧縮します。Gmailなら、25MBを超えた添付はGoogleドライブのリンクとして送る方法もあります。
